
血管内グルー治療が保険適応に
2020年、国内初の血管内グルー治療が保険適応となりました。
患部の血管に医療用の「糊(のり)」を入れて塞ぐ接着剤治療で、「すずきメディカルクリニック」が3月14日に正式なトレーニングを終了し治療施設として認可されました。
血管内焼灼術に比べ、身体に優しいのがグルー治療の強み
グルー治療って?
局所麻酔をした下肢の静脈に細いカテーテルを挿入し、瞬間接着剤(シアノアクリレート)を注入して原因となっている伏在静脈を閉鎖する治療です。
シアノアクリレートは医療用接着剤として長い歴史があり、接着剤を使用するため糊(のり)を意味するグルー治療と呼ばれます。
グルー治療は血管を接着して閉塞させるため、レーザーや高周波のように血管全体への広い範囲の麻酔が必要ありません。

VenaSeal クロージャー製品 グルー注入図
レーザーによる焼灼術と成績は同等
日本人の10人に1人は下肢静脈瘤を有していると推定されており、ゆっくり静かに進行します。
専門施設では静脈瘤の状態によって血管内レーザーやグルーを用いて低侵襲で身体に優しい日帰り治療を行っています。
それぞれの治療法には特徴があり、最適な治療を受けるためには、検査治療機器の揃った専門施設で正確な診断を受けることが第一歩です。
下肢静脈瘤でお悩みの方は、当院血管外科にてご相談下さい。
明けましておめでとうございます。
今年も皆さまに福が来ますよう願いを込めて飾りました。



紅葉の美しい目白「椿山荘」で開催された静脈瘤の専門家が集う会“ELUM2019”に参加してきました。
全国の諸先生方との交流、Dr. Nicos Labropoulous、Dr. Uldis Maurinsとの衛星回線を通じたLectureを受けることができ、充実した一日でした。
2019年10月10日~11日 台風迫る東京京王プラザで開催された第60回日本脈管学会に参加し当院からは一題発表しました。
学会も大変盛り上がりましたが、台風接近で12日はJR全線がストップするため落ち着かない2日間でした。
幸い11日深夜に何とか帰ってくることが出来ました。
当院は台風にも負けず、12日も半日は診療を行いました。
名古屋で行われた第39回日本静脈学会に参加してきました。
静脈疾患に関わる多くの国内外の著名な先生方が参加されました。
当院からは院長がパネルディスカッション発表1題とランチョンセミナー講演を行いました。


看護師は3名参加、うち2名が弾性ストッキングコンダクター講習会に参加、検査技師1名が下肢エコーハンズオンセミナー2件(下肢静脈と神経、深部静脈)に参加し、大変勉強になった2日間でした。
クリニックに持ち帰ってみんなで日常診療のレベルアップに結びつけたいと考えています。
第119回日本外科学会定期学術集会(大阪国際会議場)に参加し、
ノーベル医学生理学賞を受賞された本庶佑京都大学教授の講演に参加する機会を得ました。
がん免疫療法に革命を起こす偉大な研究結果とその歴史についてユーモアを交えながら分かりやすく説明され、先生の人間味あふれるお話に感銘を受けた一日でした。

マリオットホテル新大阪ステーションで行われたMedtronic主催の下肢静脈瘤研究会に参加する機会を得ました。
学会とはまた一味違って、第一線で下肢静脈瘤治療に取り組んでいる先生方と知り合うことができ、多方面に渡る意見交換ができとても充実した一日でした。
当院からは以下の題目で講演させていただきました。
「下腿の大伏在静脈を安全に焼灼するために」―表在静脈不全の形態分類とRFAによる下腿焼灼法―


セリーグ優勝で盛り上がるカープの本拠地広島で開催された脈管学会に出席してきました。
下肢静脈瘤の治療はここ数年さらに進化しています。
より低侵襲な血管内治療法、治療器具も出てきました。
またこれまで難治だった重症例も外来で対処可能になってきており我々血管外科医の研鑽は続きます。
他施設の先生方の発表を拝聴し、意見交換など勉強になった一日でした。
お土産は、もちろん定番の「もみじ饅頭」でした。

体育の日、東京「椿山荘」にて開催されたIntegral社主催のELUM2018にご招待いただきました。
学会では話せないような一歩踏み込んだ議論ができる有意義なミーティングで、下肢静脈瘤治療の第一線で活躍される多くの先生方と楽しいひとときを過ごすことができました。


椿山荘は、緑が豊富でとても美しい庭園に囲まれた歴史のあるホテル。
ただ、この季節にしては、暑くなったため秋冬用のブレザーでは汗だくの一日でした。
