2021年6月、グルー治療を100名の患者さまに施行したことで
メーカーからプレートを贈呈されました。
2019年身体に負担の少ない治療法として日本でも認可された治療法ですが、
まだまだ日も浅く全国的にもそれほど多くの患者さまが受けたわけではありませんし、
我々専門医が解決していかねばならない課題もあります。
当院では今後もこの治療のメリットとデメリットについて十分考え、
また日本静脈学会など関連学会を通じて情報交換しながら、
グルー治療がより安全に患者さまに提供できるよう検証を行っていきます。
ZOOMで行われ、パネリストで参加、以下の題目で発表の機会をいただきました。
「進化する血管内焼灼術 2ring slim fiberの特徴を活かした下肢静脈瘤治療」
新しい機器を用いてのこれからの下肢静脈瘤について、多くの先生方と意見交換できた有意義な時間でした。
これからの診断治療に活かしていければと思っています。
当院では、ウイルスの空気感染リスクを極力減らすために院内の頻回消毒、
空気清浄器の24時間稼働とともに二酸化炭素濃度測定機器によるC02濃度測定を行って、
換気も頻繁に行っています。
患者様には来院時の検温、マスク着用、手指消毒、待合室でのソーシャルディスタンスを
お願いしております。
今後も通常診療、検査、手術を続けるためにご協力をお願いします。
Medtronic endoVenous ウェブセミナーにコメンテーターとして参加しました。
血管内グルー治療が保険適応に
2020年、国内初の血管内グルー治療が保険適応となりました。
患部の血管に医療用の「糊(のり)」を入れて塞ぐ接着剤治療で、「すずきメディカルクリニック」が3月14日に正式なトレーニングを終了し治療施設として認可されました。
血管内焼灼術に比べ、身体に優しいのがグルー治療の強み
グルー治療って?
局所麻酔をした下肢の静脈に細いカテーテルを挿入し、瞬間接着剤(シアノアクリレート)を注入して原因となっている伏在静脈を閉鎖する治療です。
シアノアクリレートは医療用接着剤として長い歴史があり、接着剤を使用するため糊(のり)を意味するグルー治療と呼ばれます。
グルー治療は血管を接着して閉塞させるため、レーザーや高周波のように血管全体への広い範囲の麻酔が必要ありません。
VenaSeal クロージャー製品 グルー注入図
レーザーによる焼灼術と成績は同等
日本人の10人に1人は下肢静脈瘤を有していると推定されており、ゆっくり静かに進行します。
専門施設では静脈瘤の状態によって血管内レーザーやグルーを用いて低侵襲で身体に優しい日帰り治療を行っています。
それぞれの治療法には特徴があり、最適な治療を受けるためには、検査治療機器の揃った専門施設で正確な診断を受けることが第一歩です。
下肢静脈瘤でお悩みの方は、当院血管外科にてご相談下さい。
明けましておめでとうございます。
今年も皆さまに福が来ますよう願いを込めて飾りました。
紅葉の美しい目白「椿山荘」で開催された静脈瘤の専門家が集う会“ELUM2019”に参加してきました。
全国の諸先生方との交流、Dr. Nicos Labropoulous、Dr. Uldis Maurinsとの衛星回線を通じたLectureを受けることができ、充実した一日でした。
2019年10月10日~11日 台風迫る東京京王プラザで開催された第60回日本脈管学会に参加し当院からは一題発表しました。
学会も大変盛り上がりましたが、台風接近で12日はJR全線がストップするため落ち着かない2日間でした。
幸い11日深夜に何とか帰ってくることが出来ました。
当院は台風にも負けず、12日も半日は診療を行いました。
名古屋で行われた第39回日本静脈学会に参加してきました。
静脈疾患に関わる多くの国内外の著名な先生方が参加されました。
当院からは院長がパネルディスカッション発表1題とランチョンセミナー講演を行いました。
看護師は3名参加、うち2名が弾性ストッキングコンダクター講習会に参加、検査技師1名が下肢エコーハンズオンセミナー2件(下肢静脈と神経、深部静脈)に参加し、大変勉強になった2日間でした。
クリニックに持ち帰ってみんなで日常診療のレベルアップに結びつけたいと考えています。