2022年4月新しい内視鏡機器が導入されました。より精密な検査が期待されます。
カテゴリーアーカイブ: 院内の出来事
グルー治療を100名の患者さまに施行
2021年6月、グルー治療を100名の患者さまに施行したことで
メーカーからプレートを贈呈されました。
2019年身体に負担の少ない治療法として日本でも認可された治療法ですが、
まだまだ日も浅く全国的にもそれほど多くの患者さまが受けたわけではありませんし、
我々専門医が解決していかねばならない課題もあります。
当院では今後もこの治療のメリットとデメリットについて十分考え、
また日本静脈学会など関連学会を通じて情報交換しながら、
グルー治療がより安全に患者さまに提供できるよう検証を行っていきます。
感染対策
当院では、ウイルスの空気感染リスクを極力減らすために院内の頻回消毒、
空気清浄器の24時間稼働とともに二酸化炭素濃度測定機器によるC02濃度測定を行って、
換気も頻繁に行っています。
患者様には来院時の検温、マスク着用、手指消毒、待合室でのソーシャルディスタンスを
お願いしております。
今後も通常診療、検査、手術を続けるためにご協力をお願いします。
瞬間接着剤(グルー)で下肢静脈瘤を治療する
血管内グルー治療が保険適応に
2020年、国内初の血管内グルー治療が保険適応となりました。
患部の血管に医療用の「糊(のり)」を入れて塞ぐ接着剤治療で、「すずきメディカルクリニック」が3月14日に正式なトレーニングを終了し治療施設として認可されました。
血管内焼灼術に比べ、身体に優しいのがグルー治療の強み
グルー治療って?
局所麻酔をした下肢の静脈に細いカテーテルを挿入し、瞬間接着剤(シアノアクリレート)を注入して原因となっている伏在静脈を閉鎖する治療です。
シアノアクリレートは医療用接着剤として長い歴史があり、接着剤を使用するため糊(のり)を意味するグルー治療と呼ばれます。
グルー治療は血管を接着して閉塞させるため、レーザーや高周波のように血管全体への広い範囲の麻酔が必要ありません。
VenaSeal クロージャー製品 グルー注入図
レーザーによる焼灼術と成績は同等
日本人の10人に1人は下肢静脈瘤を有していると推定されており、ゆっくり静かに進行します。
専門施設では静脈瘤の状態によって血管内レーザーやグルーを用いて低侵襲で身体に優しい日帰り治療を行っています。
それぞれの治療法には特徴があり、最適な治療を受けるためには、検査治療機器の揃った専門施設で正確な診断を受けることが第一歩です。
下肢静脈瘤でお悩みの方は、当院血管外科にてご相談下さい。
医療機器メドマー導入
下肢静脈瘤術後血栓防止のための医療機器メドマーを導入しました。
患者さんにとっては術後20分程度、下腿のマッサージを受けている感覚で気持ちの良いものです。
圧迫圧や駆動方法の工夫で術後合併症を減少させる効果があります。
より安全な治療を目指します。
下肢静脈瘤治療 院内勉強会(H29.8.15)
お盆休みを利用して下肢静脈瘤治療の勉強会行いました。
新しいエコー機器が仲間入り!
これまで以上に鮮明な画像を描出できるようになり、下肢静脈瘤の診断はもちろんのこと、乳腺、肝臓、甲状腺などの診断精度も向上します。Real-time Tissue Elastography(RTE:添付写真)は組織の硬さを診る最新機能で乳腺腫瘍が癌であるかどうかの診断に役立ちます。
Elastography(RTE)で診断された早期乳がん