1.下肢静脈瘤607名
・うっ滞性皮膚炎 104名
・うっ滞性皮膚潰瘍 13名
・治療:手術:血管内治療 259肢、その他 1肢
硬化療法:87名
2.その他の静脈疾患
・深部静脈血栓症 47名
・機能性慢性静脈不全 126名
今年も近隣の皮膚科、循環器内科様をはじめとした近隣医療機関の協力を仰ぎながら下肢静脈疾患治療に取り組んでまいります。
下肢静脈瘤は、外見で患者さん自身も気付きますので、そのまま経過観察していいものかどうか一度診療をお受けください。
足のむくみ、下肢の皮膚疾患(色素沈着、皮膚炎、皮膚潰瘍)も下肢静脈疾患が原因であることがありますので、一度、静脈のチェックをお受けになることをお勧めします。
当院では、無理な検査や治療を押し付けることはありません。
通院回数は、病状によってさまざまです。
それぞれの患者さんに合った最適な治療を提供します。
皮膚炎や潰瘍を認めた場合は、長期の通院が必要なこともありますので、患者さんのライフスタイルを伺いながら一緒に治療に取り組みます。
血管内治療はすべて日帰り治療で対応いたします。
2024年12月22日(日)、極寒の早朝から平田野中学校にて鈴鹿市総合防災訓練が行われました。当院から医師、看護師、医療事務の3名が参加してきました
大震災などの災害時に備えた救護所の対応方法を経験学習することが目的です。負傷者のトリアージの方法、トリアージ別の対処法、災害記録の記入法、基幹病院、警察、消防団、D-MATとの情報伝達、患者輸送など本番さながらの訓練を経験することができました。
大災害が起こらないことを祈りつつも、万一、発生した場合に我々の果たすべき役割、今後の課題などを考えることができた大変有意義な一日となりました
2024年6月13日~14日、長野県の軽井沢にて開催された第44回日本静脈学会総会に参加してきました。
久しぶりに訪れた軽井沢は、きれいな空気と緑豊かな自然が印象的でした。
静脈学に携わる医師にとって最も重要な学会の一つです。
静脈疾患に携わる最先端の専門家をもちろん、これから静脈学を学ぼうとする若い医師、看護師、その他専門職が多く集まるため、現在・近未来のトレンド、自分の現在位置や課題、レベルの確認が出来る学会です。
もう一つ、私にとっては多くの関係者との交流ができる場でもあります。
今年は、初対面の国内外の著名な先生方との会食機会もあり、刺激に溢れ、心身ともにリフレッシュできた二日間でした。
医学は、立ち止まらないことが大切だと思っています。
自分の専門分野である「静脈学」に関しては、妥協せず、常に最先端のレベルを追い求めようと改めて心に誓い、帰途につきました。
東海地方は日本の静脈学の歴史で非常に重要な業績を残した著名人を多く輩出している地方であります。
今回、愛知医科大学メディカルセンター特命教授石橋先生、いわた血管外科クリニック岩田先生のご尽力により、2月17日(土)第1回東海静脈学会地方会が名古屋において開催されました。
私は以下の大変興味深い3演題「corona phlebectaticaの出血・潰瘍発生症例」「GSV本幹逆流症例に対する側枝瘤硬化療法の限界」「下肢静脈瘤ETA後のPTE症例」の座長を務めました。
夜は、この栄えある第1回地方会が今後、東海地域の静脈学発展の礎になっていくことを願いつつ静脈学のトップを走る先生方と食事を囲みながら親睦を深めました。
幸多き一年になりますよう心からお祈り申し上げます。
VenaSeal 保険適用4周年記念Webinar において下記の題目で講演の機会を頂きました。
「4年間のCAC経験と試行錯誤」
10月26日、27日 パシフィコ横浜で行われた第64回日本脈管学会総会に参加。
2023年7月6~7日、愛媛県松山市で開催された第43回日本静脈学会総会に参加してきました。
近年、静脈疾患の診断治療や研究は凄いスピードで進化しています。
静脈疾患の研究に真摯に取り組み、静脈学の進歩に少しでも貢献すること、
静脈疾患で悩む患者様が一人でも減るよう努力することが私と当院のモットーでもありますので
大変喜ばしいことです。
同じように静脈疾患の研究に携わる国内外の多くのドクターや関係者と意見交換ができ、
親睦を深めることができました。
私自身、学会関係諸先輩方のご推薦ご指導ご協力の下、二日間で4件の発表と1件の講演で計5回、
さらに座長1件と多くの登壇機会に恵まれ、大変勉強になりました。
この経験を今後の日々の臨床研究に生かして患者様に還元していくことが自分に課された責務だと思っています。
夜は道後温泉でリフレッシュもできた有意義な二日間でした。
10月27日パシフィコ横浜で行われた第63回日本脈管学会総会に参加。
下肢静脈瘤治療は、10年前と様変わりし、低侵襲の血管内治療が主流となり、日進月歩で進化しています。
患者さんにとって「より楽に、より安全に」安心して治療が受けられるようになり、私たち血管外科医にとっても新しい治療への取り組みは日常診療において大きなモチベーションになっています。
本学会では、全国から集まる血管外科医や関係者と意見交換し、当院で行っている治療法と他施設との比較など新しい知見を得ることできました。
今後の治療に役立てたいと考えています。
現地開催となった第42回日本静脈学会総会に参加。
WEB開催と異なり、大勢の専門医や関係者が一堂に集まり、活発な議論が展開されました。
コロナ禍で会えなかった知り合いともお互いの近況を伝えることができ、有意義な2日間でした。
個人的には、グルー治療の世界的権威である米国のGibson博士と直接お話しする機会があり、
当院の治療法、今後の研究テーマなどについて意見交換でき、写真撮影まででき、
大変幸せな時を過ごせました。